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その司法修習生は恋をした

 

(前回までのあらすじ)

彼女いない歴=年齢という現実に焦りを感じた筆者は、同期の勧めもありマッチングアプリ「with」を始めた。

いいねを押し始めてから約2か月でAさんと呪術廻戦デートに行くことに成功するが、肝心の告白は失敗してしまった。

限界ぼっチー牛の明日はどっちだ!?

 

※詳しくは下の記事参照のこと

lawschoolreport.hatenablog.com

 

 

1.Aさんとのその後

2回目の告白後も諦めきれなかったので、3回目のデートに誘い、一応OKを貰った。

で、待ち合わせ場所の某JRの駅で待っていたところ、集合時間30分前になって

「車が故障して駅に行くことができなくなった*1のでごめんなさい(人ω<`;)」

というLINEが届き、無事どたキャン△を食らったのである。

バナージ....悲しいね....

 

その1週間後に何とか3回目のデートを行ったのだが(車が壊れたのは本当だった)、ドタキャンは思いの外自分の心にダメージが残ったのと、後述するBさんの存在が大きくなっていったのもあり、心が離れてしまったのであった...

 

2.Bさんとの交流

1月の下旬に知り合ったBさんだったが、率直に言って性格や嗜好はかなりマッチしたと思う。

司法試験や法律を理解した上で話題を振ってくれたり、自分の趣味(登山や温泉巡り)等を伝えると自分も山に登ったりすることがあると共感してくれたりと、メッセージの頻度は少ない(1日に1~2回)ながらも、やりとりは楽しくできた。

何より良かったのは、同じ市に住んでいて、下宿先も近いということだった。

これはもうデートに誘うしかないと思い、仕事終わりに夕食食べようと提案したところOKを貰えたので、駅前の交流センターで待ち合わせとなった。

 

集合時間から5分後、私服のBさんが現れ、その可愛さに私はテンションが気分上々↑↑

した。やったぜ。

 

この子を少しふっくらさせたのがBさん

 

Bさんのリクエスト通り、駅近の中華料理屋でご飯を食べながら雑談で盛り上がった。

彼女は看護師で、関東で大学生活を送った後Uターンで市内の病院に就職したそう。

妹が同じ看護師であることを伝えると、「今度妹さんの話を聞かせて!!」と食いつきが良かったので、これはいけるんじゃないかと確信。

その後自分の下宿先近くまで二人で歩いて雑談し(後で聞いたところ、一緒に歩いて帰ってくれたことが嬉しかったらしい)、連絡先を交換して解散した。

 

その後は1週間に1回のペースでデートをしつつ、話題のネタ用に図書館で看護師に関する本を借りて調べたり、妹にLINEで仕事内容について質問をしたりして情報収集に努めた。

このことをBさんに話すと、「そんなこと(情報収集)してくれたのは○○(筆者の本名)が初めてで嬉しい」と言ってくれた。

この時点で私の心はBさんに完全に傾いていた。

恋なんて言わばエゴのエゴのシーソーゲームなんだよね、それ一番言われてるから

 


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3.告白まで

実はこの時点で3回デートに行っており、3回目は一緒に水族館まで行ったのである。

しかしその日は解散がかなり遅くなってしまい、車中で告白するのはムードが無いと思い、断念。

4回目の温泉デートで決めることにした。

 

事前に告白までのプランを決めたほか、既に彼女がいる同期に相談し、

・ムードが大事(大体デートの一番最後)

・長々と前置きを言う必要は無い、端的に「好きです」と言え

・タイミングを見極めよう

等のアドバイスを頂いた。感謝感激雨あられである。

 

そしてデート当日。下のプラン通りデートを進めていった。

 

 
お昼に集合

温泉街まで移動

近くの海鮮丼屋で昼食(場所は彼女のリクエスト)

足湯に浸かって休憩

日帰り温泉に浸かる

移動し、夕日が見える場所で告白実行

 

しかし、ここで問題が発生する。

温泉に入り終わった時点で日没まで約2時間と、告白には少し時間が早すぎた。

少し時間潰しが必要と思い、近くの喫茶店に入り雑談することにした。

お店はBさんも気に入っていたので、助かったと思い1時間弱雑談をして楽しんだ。

 

そして、夕日スポットに到着。

私は深呼吸をして、こう切り出した。

 

「私は、Bさんが好きです!.....(数秒の無言)付き合って下さい!!」

 

Bさん「私でよければ、宜しくお願いします(m(__)m)」

 

 

 

あーあーあーあー↑(ここすごく盛り上がる)

あああああーあー
ああああーあああーああー↑あああああああーあーああああああーあー
あああああああーあーあー↓


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かくしてマッチングアプリに完全勝利したunknown39UCは、信頼できるパートナーと共に今後の生活を歩むことを誓うのだった──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.その後

その後も順調にBさんとLINEでやり取りしたり、ご飯食べに行ったりして交際を続け、GWには時間を作って温泉旅行しようと考えていた。

そして、GW前最後の修習が終わり、翌日から筆者が修習同期と旅行に行くためそれまでに軽い打合せをしようと自分の家に集まり、一緒に夕食を食べ(Bさんお手製で美味しかった)、いざ打合せをしようと話を持ち掛けたその瞬間。

 

 

 

 

「あの、その前に言っておかないといけないことがあって...」

そして彼女は少しずつ話し始めた。

内容を要約するとこんな感じだった

 

・筆者と一緒に過ごせて楽しかった一方、話が弾まないこともありもやもやしていたこと

・4月に入って忙しくなり、申し訳なくなったこと

・旅行に行くかも正直ものすごく迷い、告げるならここしかないと思ったこと

・今度は、もっと相手のことを見てあげてほしいこと

 

「...ということなので、わがまま言って本当にごめんなさい!!」

私は、「はい」と小さく答えることしかできなかった....

 

 

 

 

グッバイ
君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさ
その髪に触れただけで 痛いや いやでも 

甘いな いやいや
グッバイ
それじゃ僕にとって君は何?
答えは分からない 分かりたくもないのさ
たったひとつ確かなことがあるとするのならば

「君は綺麗だ」


それもこれもロマンスの定めなら
悪くないよな
永遠も約束もないけれど
「とても綺麗だ」

 


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その夜、私は旅行の準備を他所にカラオケに行き、Bさんのことを想いながら失恋ソングを熱唱するのだった(おわったおわり)

*1:当時、私とAさんとは家が50km以上離れていて、デートはお互いが近くの駅まで行ってすることを決めていた