予備論文雑感
こんにちは。
昨日、予備試験論文式試験を受験してきました。
ネタは鮮度が命なので、受験してきた感想を書いていきたいと思います。
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・短答合格発表後
以前、Twitter上で「短答200点超えたらイキリ記事書いてやりますわwww」とほざいていましたが、結局超えませんでした。
なので短答については割愛させて頂きます。
論文式試験まで一カ月ちょいしかなかったのと、論文の過去問についてはある程度やっていたので(問題見ただけで論点とあてはめが頭に想起されるくらい)、とにかく演習量を積むために伊藤塾の論文直前答練と論文公開模試を受講しました(いずれも通信)。
今年は短答・論文の受験票の画像データを送るだけで40%引きというキャンペーンをやっていたので、4万5000円ほどで受講できました。
本当はタダで受けたかったもう少し安くしてくれてもいいと思いましたが、伊藤塾さんサイドも経営懸かってるから是非もなし。
受講してよかった点は、
〇継続して答案を書くことで、腕を鈍らせることを防げたこと
〇出題されそうな論点だけではなく、今まで手薄になっていた論点について理解を深めることができたこと(補強法則、ナカリセバ価格の意義等)
〇改正法のオリジナル問題を解くことができた(民法)
〇同じ時間に、同じ科目の答案を書くことで本番を想定できたこと(模試)です。
直前答練や公開模試で出題された論点が本番で出たこともありましたが、当然直前講座だけで全論点をカバーできるわけではないので、旧司法試験の問題等で更に演習を積む必要はあると思います(これを怠ったことで本番、行政法や刑訴法で苦しむ羽目になった・・・)
ともあれ、一カ月間で何とか直前答練32通+公開模試10通の42通を書き終えました。これ以外に実務基礎の過去問の答案を書いたりしたので、実際に書いた答案は50通を超えていると思います。
また、今回は万全を期すためにTwitterも封印して臨みました。食事中にこっそりTLを覗いていたのは内緒だ
【お知らせ】
— コードg (@gray_law_ghost) 2020年9月22日
予備論文まで一ヶ月なので明日から10/23までツイ禁します pic.twitter.com/mwQI2GDImR
なおTwitterをしていた時間がそのまま勉強時間に回ったかというとそうでもなく、休憩時間にライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』を読んで精神の安寧を保っていましたので結局相殺されました。
好き嫌いがハッキリ分かれる(作者もあとがきでそう言っている)作品ですが、好きな人は滅茶苦茶ハマる作品だと思うので皆も読もう!
試験前日ですが、1限にローの授業(判例報告)があったので出席し、終了後に下見をしに大阪アカデミア(今回の試験会場)まで向かいました。
ホテルと会議室が一体となっている施設で、 当日は会議室の一室で受験しました。ホテルによくある、披露宴の会場をイメージして頂ければ。
下見後、ローに戻って最終確認をし、8時には帰宅して10時に就寝しました。
・試験当日
今回はホテルに宿泊せず自宅から試験会場に向かいました。1時間強で到着しますが、余裕をもって会場に到着するためには6時過ぎに起きないといけないため当日の勉強時間があまり取れなかったのが反省点です。本試験では必ずホテル取ります。
会場前には受験者が入り口に向かってずらっと並び、行列ができていました。コロナ対策で入場規制が敷かれており、「受験票を持って並んでください」というアナウンスも行われていました。なお実際に受験票の確認をされることはなかった模様
会場に入り、短答試験でも行われたサーモグラフィーによる体温検査を通過した後試験室へ入りました。
試験室の様子は以下の通りです。
・長机とイス(イスはホテルにあるような上等な奴)が一人一つずつ割り当てられる
・受験生はジグザグに着席する。机の可処分スペースはかなり広い
・貸与六法(今年の表紙は薄紫?)と憲法・行政法の答案用紙が裏面で配置済み
・答案用紙に色が付いており、一科目目が藍色、二科目目が黄色、三科目目が赤(去年までと同じ)
スペースを広く使えたのはすごく有難かったです。私は答案の取り違え防止のため、取り組んでいない科目の白紙の答案を隅に置いていました。書き終わった答案は、不正行為と疑われることを防ぐために今書いている答案の裏に敷いていましたが。
また今回は司法試験と同様、試験時間中もマスク着用を義務付けられました。もっとも、普段からマスクを着けて答案を書いていたので安心。
それ以外については去年までの試験と特に変わらなかったので割愛します。
・感想や反省
「流石に三回目だから緊張しないやろ・・・」と受験するまで思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。前日は三回ぐらい夜中に起きましたし、朝食も全く喉を通りませんでした。
また、刑訴法が全くできなくて心が折れたり、一般教養の問題も何をどう要約すればいいか分からず更にメンブレしたりとかなり精神的に追い込まれました。
般教、古典要約しろは流石に草
— コードg (@gray_law_ghost) 2020年10月24日
じゃあお前ら源氏物語現代語訳して要約してみろよ(意味不明)
それでもローの友人やTwitter上での応援もあり、「最後の受験だからとにかくやり切ろう」と気持ちを奮い立たせて問題に取り組みました。
後悔は山程ありますが、最後まで受験できたので本当によかったと思います。
ありがとうございました。
いずれにせよ来年司法試験を(ロー修了資格で)受験しますので、気持ちを切り替えて勉学に励んでいきます。
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最後に、
今年こそ合格させてください!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)