TKC司法試験全国統一模試
3/10~14にTKC(伊藤塾)の司法試験模試を受けたので来年以降受験する方のために備忘録をば。
いつもはですます調で記事を書いていますが今回はなし。
(受験するまで)
期末試験後、ローの友人と自主ゼミを組んで過去問演習をした。
2時間で起案→集まって答案構成を作成→答案を交換して添削
このお陰で起案に対する苦手意識はかなりなくなったと思う。
それ以外は、基本書の読み込みを7科目やった。
選択科目(租税法)については、一日一年分(2問)ずつ答案構成をした。また百選の読み込み・論証の暗記も行った。
短答は、過去問の問題集を2周、間違えた問題については3周回した。条文素読もやったが、論文を優先したためあまり読むことができなかった。
(会場)
会場はマイドームおおさか。一昨年までの司法試験と予備試験論文式試験は毎年ここで実施され、今年の司法試験は2年ぶりにここで実施される*1。
模試の会場は4日間とも1Fの大ホールで、中に入ると二人掛けの机と椅子がずらっと並んであった。また入口には検温用のカメラと消毒液が配置された(検温は毎日行われるが、一回行えば再入場以降不要)。
係員は入口付近に待機しているが、監督員は着席時刻5分前くらいになるまで試験室に入ってこなかった。そのため試験室でイヤフォンをつけて音楽を聴いていても問題なかったが、本番はできないと思われる。
大阪会場なので、会場に阪大ロー生がかなりいた。
というか席の隣がローの親友だった。本番じゃなくてよかった・・・
(~着席時刻まで)
自席について、受験票(事前にメールを印刷したもの)・筆記用具・時計・司法試験用六法(模試では六法貸出なし)・飲み物を準備した後は、論文式試験の日は趣旨規範ハンドブックを、短答式試験の日は問題集や六法を読んでいた。
一科目あたり休憩時間が25~40分くらいしかないため、思ったより復習ができなかった。
(着席時刻~試験開始まで)
着席時刻になると、
論文式試験:答案構成用紙(A4一枚)、解答用紙、問題用紙
が一人ずつ配布される。
答案構成用紙は伊藤塾の答練の奴と全く同じ。
解答用紙も、伊藤塾のロゴが入っていないだけで中身は伊藤塾の答練のものと全く同じ(選択科目は片面4枚が二セット、それ以外の科目は片面8枚)。選択科目は第一問と第二問でセットが異なるので、書き始める前に確認したい。
着席時間は試験時間の20分前(最終日は15分前)だった。
試験の注意事項(毎科目似たような内容)が10分弱アナウンスされ、5分程度待たされる。
(試験終了後)
トイレが一フロアに一カ所しかないので、試験終了後はかなり混む。
個室はまず入れないので、トイレは家を出る前に済ませるべき。
マイドーム周辺にはファミマがあるが、混むので昼食は事前に調達するのがいいと思われる。
(受験した感想)
とにかく疲れた。
一日目の行政法と二日目の商法が一番しんどかったが、商法が終わると気持ちが少し楽になった気がする。司法試験が体力勝負であることを思い知らされた。
また、全科目を通じて時間が足りなかった。書ききれたのは選択科目と民訴法くらいで、他は試験終了20秒前までペンを動かしていることがザラにあった。
頭では何を書くべきか分かっていて、答案構成もできているのに時間不足でカットしなければならないのが惜しかった。何を書くか・何を書かないかを取捨選択できないと厳しい。
短答は刑法が鬼のように難しく、時間が足りずパニックになった。
各科目の総評については、成績表が開示されたら書きたい。
体感の難易度としては、
憲法:標準 行政:標準 民法:難 商法:標準 民訴:標準 刑法:難 刑訴:やや易
租税法:第一問が難、第二問が標準といったところ。
シンエヴァも鑑賞した(最終日が終わってから行った、面白かった)ので明日からまた試験勉強に勤しんでいきたい。
以上
※3/17追記
短答の自己採点の結果、
民法 59/75 憲法 34/50 刑法 37/50 で 合計130/175
ギリギリ及第点か。本番で150は欲しい。
※4/5追記
模試の結果が返ってきたよ
lawschoolreport.hatenablog.com