令和3年司法試験受験してみた
今年の司法試験の全日程を消化しました。
緊急事態宣言も出て、毎日大阪で何十人もcovid-19関連で亡くなっている現状において無事に全科目受けきれたのは奇跡だと思っています。
本来であれば試験後直でジャンカラに行ってサカナクションとかアジカンとかを熱唱する予定だったのですが、どこも閉まっているので(ふざけんな!(声だけ迫真))今日の内に司法試験を振り返っておこうと思います。
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〇試験1週間前
前の週の月曜から、伊藤塾のペースメーカー答練を一日一通、受験する順に受講していました(選択→公法系→民事系→刑事系)。
直前期はどうしてもアウトプット中心になって手が鈍るのが心配だったので、答案を書く癖を忘れないようにしたためです。
午前中に答案を書いて、昼食後に解説動画・解説冊子の参照という感じでやってました。
答練で扱った論点が本番で出たこともあり、これはやってよかったと思っています。
その他、百選や基本書の読み直しも行いましたが、趣旨規範の確認があまりできなかったのが反省点です。
〇前日
模試は下宿先からマイドームまで直で行きましたが、朝満員電車に重荷物で乗るのがしんどいこと、試験が終わったらすぐに休みたいのもあり前日から五拍六日でホテルを取りました。
実は去年の9月頃からマイドームに滅茶苦茶近い(徒歩で3分弱)ホテルを予約していたのですが、試験一カ月前にそのホテルから4月一杯で潰れることを電話で告知され(ふざけんな!(声だけ迫真)(二回目))、急遽本町駅近くのアパホテルを予約しました。
やア神。
アパホテルのメリット・デメリットを紹介します。
(メリット)
〇本町駅直結、ホテルを出て3分でホーム到着
大阪メトロの本町駅には、ほぼこのホテル専用の出口(18番出口)があり、ホテルを出てエレベーターに乗ればすぐ改札口に着けます。改札からマイドーム最寄りの堺筋本町駅に向かうホームの距離も離れていないので、寝坊しても安心(たぶん)。
〇ホテル内にコンビニ(ファミマ)がある
ホテルの2Fに24時間営業のファミリーマートがあり、ご飯などを調達できます。私は起床してパジャマでファミマに行き、会場で食べるおにぎりやパンを買ってました。
また、ゆうちょのATMがあり、ゆうちょ銀行の人は休日夜間も無料でお金を引き出せます。やったぜ。
〇温泉に入れる
地下1Fに専用の大浴場があり、宿泊者は自由に入浴できます。
浴槽もかなり広く、試験で疲弊した体を休めることができます。
温泉に入りたかったのがこのホテルを選んだ一番の理由です。
〇一日一本ペットボトルの水がもらえる
二泊目以降、ミネラルウォーターのペットボトルが一日一本タダでもらえます(清掃後、部屋の机においてある)。私は五拍したので四本貰いました。
ラベルは気にしたら負け
(デメリット)
〇スーパー・レストランがホテルからやや遠く、夕食等の調達が大変
ホテル周辺にコンビニが結構ありますが、スーパーや食事処があまりないのが難点です。コンビニ飯だけだとしんどい受験生兄貴姉貴には不便かもしれない。
スーパーは片道10分弱の所にあります。
因みに五拍で3万円弱でした。
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前日は、昼の三時まではローで公法系や民法のやり残した箇所を復習して、ホテルへ移動して論証集などの見直しをしていました。
が、あまり集中できずyoutubeで音楽を聴きながら流し読みしていました。
↓よく聴いてたやつ
試験前日は夜10時に、遅くとも10時半にはオフトゥンにダイブしましたが、全く寝られませんでした。
普段使ってない低反発マットレスと高反発枕だからね、しょうがないね。
あと枕がデカすぎる
〇試験当日
マイドームには正面玄関とホテル側の入口の二つ、入口が設定されていますが(わかる人にはわかる文章)、入ってすぐに検温ポイントが設置されていました。
正面玄関はサーモグラフィーカメラで、ホテル側の入口は非接触型の検温器(おでこにピッてするやつ)でした。
試験室は模試で使用した1Fホールの他、3Fホールがありました。
私は1Fホールでした。私の周りに弊ローの租税法選択者の友人が結構いたので、選択科目毎に集められているんだと思います。
席に着くと、選択科目用の答案構成用紙と答案用紙2セット、法文が既にセッティングされてました。
答案構成用紙は一枚しか使えないので、科目毎にそれぞれ色と模様が違います。
選択科目は水色、憲法は黒といった感じです。
答案用紙は一枚目が表紙(氏名・受験地・受験番号・受験番号シール欄)、二枚目以降が用紙です。色は、第一問が藍色、第二問が茶色、第三問が緑でした(これは辰巳と同じ)。
紙質は伊藤塾の奴に近いです。
法文の表紙はピンクでした。
一科目目(選択・民法・刑法)の着席時刻は開始30分前ですが、参考書等の確認は20分前までできます(20分前になると問題用紙を配り始める)。
おおよそのタイムスケジュールは、
30分前まで 指示があるまで法文等に触らないようにすること、不織布のマスクがあるのでほしい人は取りに来ること、トイレは今の内に済ませるようアナウンス
30分前 あと10分で問題用紙を配布するアナウンス
20分前(二科目目以降は15分前) 以後退出禁止のアナウンス・問題用紙配布・注意事項説明
10分前 答案用紙表紙に氏名等記入、受験番号シールはしまうよう指示(何で?)
5分前 表紙に記入漏れがないか確認のアナウンス
1分前 試験時間1分前であることを監督員が指差しで確認
開始 「始めて下さい」の合図で封緘シールを破って解答開始
です。
封緘シールは、問題冊子の真ん中から、ペン先で割くと割ときれいに破けます。
試験場での飲食ですが、
ペットボトルの飲料→いつでも可
その他の飲料(紙パック・缶等)→休憩時間も不可(飲むなら外出)
パン・おにぎり・グミなどの固形物→大休憩(一日目の科目終了後の休憩)のみ可
となってました。
初日の憲法が終わった後、行政法の前に廊下でラムネを食べてたら注意されました。流石に厳しすぎませんかね・・・
大休憩ではおにぎり一つとサンドイッチ一つを毎日食べてました。去年の予備では普通に弁当ガツガツ食べてたんですけど、今年は食欲がわきませんでした。
〇中日
中日は、朝早めに起きて午前中に
・整骨院へ行く
・スーパーで昼食と夕食の調達
を済ませて、午後はホテルと近くのコメダ珈琲で刑事系の確認をしていました。
コメダには受験生らしき人がちらほらいたのと、サラリーマンの方が何か打合せか商談かなんかをしてました。そういう話はもう少し相応しい所ですべきだと思う
今年はやけに難しかった(小並感)
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最後はもうめんどくさくなって駆け足になりましたが、私の今年の司法試験受験記は以上になります。
もう自分にできることは何もないので、これから毎日神頼みに行こうと思います。
〇今後の予定
・再現答案は作成しますが合否がでるまで公開しません
・8月に税理士試験を受験するので勉強します
・大手志望ではないですがぼちぼち就活します
・現預金が20万しかないのでアルバイトをすることを強いられているんだ!
???「そんなの意味がないですよ!」
以上