ロースクールたより9月号
こんにちは。夏休みがもうすぐ終わります(24日から授業)。司法試験の過去問をガンガン解き、台風が接近している中東京に行ったり、些細なきっかけで身バレしたりと色々ありました。ロー・宅建の過去問とバイトしかしてなかった去年に比べれば幾分充実していたのではないかと。
今回の内容ですが、事前にtwitter上でアンケートを取りました。東京旅行関連について書こうとしましたが、一回くらい読者の方に委ねてもいいと思いました。
で、結果がこれです。
9月号の内容
— 𝓾𝓷𝓴𝓷𝓸𝔀𝓷❸❾ (@unknown3913) 2019年9月15日
反省大会は完全にネタ枠で入れましたが、まさかのこれが当選。仕方が無いので、今回は期末試験について書きます。
ーーーー
1 期末試験の流れ
・試験日程告示
↓
・試験前勉強会 ・受験者記入番号配布
↓
・期末試験(一部の科目で試験後、出題趣旨公表)
↓
・成績発表
↓
・出題趣旨と採点実感公表 ・答案返却 ・講評の実施 ・異議申立
↓
・異議申立の返却
・試験日程告示
これは学部の期末試験と同じなので省略。試験科目、試験室、試験時間、持ち込みの有無などが掲示板と学内システム(以下、KOAN)に張り出されます。
試験内容、科目の順番を考慮して学習計画を立てるわけですね。
・試験前勉強会
大学側が公式に行う勉強会で、特待修了生(成績優秀の修了生、卒業後も一定期間自習室の利用ができる)が科目ごとに行うものです。具体的な対策方法が書かれたレジュメや、去年の試験の優秀答案が配布されます。
今回は参加せずに(友達から)資料だけコピーさせてもらいましたが、参加して話や質問をしておけばよかったと後悔。
・受験者記入番号の配付
大体試験期間開始の2週間前に、番号が書かれた紙を貰いに行きます。この番号が氏名と学籍番号の代わりとなります。これを書かずに氏名等を答案に書いてしまうと特定答案として無効となるそうです。
学生側のメリットとしては、ネットに(返却された)答案を挙げたとしても他の学生から直ちに特定されないことくらいですかね。大学は知らぬ。
・期末試験
試験時間は民法会社法が120分、あとは90分(通常の授業と同じ時間)でした。
持ち込みは筆記用具と時計のみ、六法は貸与されます(去年のポケット六法)。
また、解答用紙とは別に答案構成用紙が一枚配布されます。
一部の科目を除いて、全体的に時間が足りないと感じました。論点をひたすら挙げて、規範定立を最小限に、あてはめ(事実評価)も一つの論点に余り行を割かない答案が評価されたんだなーという感想。
・成績発表
8月27日の午前零時に、KOANにS~Fなどの評価が発表されました(素点の開示は無し)。率直に言って、悪かったです(フル単でしたが・・・)。これほど虚しいフル単は初めてでした。
・答案返却など
27日の午前10時(くらい?)から学務へ行くと自分の答案のコピーが貰えます。どこで失点したのか、点数が伸びなかったのか(ある程度)わかるというメリットの他に、計算ミスなどの異議申立がしやすいという点もあります。答案返却をしない(答案を閲覧できるだけ)ローもあるそうなので、これは学生にとって嬉しいですね。
また、KOANで科目別に出題趣旨・採点実感が公表されます。本元の司法試験よろしく、ボロカスにダメ出ししているものもありました。学生を虐めて食う飯は旨いか?
・異議申立て
計算ミス・採点に納得できない場合は、一定期間(4日間)に教員に対して申立てることができます(所定の用紙で行う)。前者は(当たり前ですが)認められやすいですが(中には10点上がって評価がアップした人も)、後者は中々厳しいです。
「ここはこう解釈されるべきで、そうするとこの採点基準に引っかかる。だから点数を上げろ(意訳)」の趣旨を申立てましたが、無事却下されました。
2 反省点
★過去問だけでは問題解けない
予備論文から二週間しかなかったので、その期間はひたすら期末試験の過去問を回しました。
(予備も、ロー入試も過去問回して何とかなったし、期末もこれでいくぜ。刑訴に関しては先輩に言われた通り10年分答案構成したしA評価は確実!Vやねん!)
・・・
・・・
・・・・
司法試験(予備試験)と違うのは、
・教員が(一部例外除いて)3,4年で変わるため傾向が一気に変わる
・過去に出題された論点の再出題がされにくい
ことだと思いました。 過去問は3年分やるにとどめて、授業でやった範囲を網羅的に覚えなおすことが必要ですね・・・
★一回は答案を書いて、タイムスケジュールを確認すべき
論文前に答案を書きまくったので、試験前に答案を書くことはしませんでした。ただ、実際に時間計って解いて、
・答案構成は何分かかるか、何を書くべきか
・1ページ書くのに何分かかるか
・時間が足りない場合、どこをどうやって端折るか
を、ロー期末用に(←重要)確認する必要があります。現に刑法では、パニックになって構成・実際の答案がかなりグチャグチャしたものになってしまいました。
★暗記不足(特に判例!)
演習量はそれなりに確保していましたが、文言の意義・判例の内容・判断基準の記憶をおざなりにしてしまいました。民訴では判例がピンポイントで出題されましたが、曖昧なことしか書けずその設問の得点も伸びませんでした。習った判例は、事案・結論・理由付けを空で説明できるように持っていかなければ。
★勉強不足
他の学生に比べて勉強時間のハンデは認識していたので、予備論文受験というのに驕らず、粛々と復習すべきでした。
取り敢えず試験一か月前になったらツイ禁します(宣言)
ーーーー
期末試験については以上です。後期で絶対逆転する(SA評価連発)のでご期待ください。
その前に予備論文・・・・・受かってるといいなあ。
(おまけ)
先日ロー内の有志で登山してきました。飲み会の席で「(本名)、高校の時登山部だったんだろ?夏休み山登ろうぜ!」と友達が言ってきたので、それならやってやるかと思い
・登山計画(ルート、スケジュール)を立てて
・危険なところが無いか確認するため下見登山を行い
山に登ることになりました。
今回登った山は、妙見山(660.1m)です。兵庫・大阪・京都にまたがります。
春休みにまた登山する予定です。