ロースクールたより3月号
こんにちは。先日進級発表があり、無事に三年生に進級することができました。
留年すると奨学金が止まってロースクール生活が終了するので、一安心です。
次は5月の短答へ向けて、淡々と勉強を進めていきたいと思います。
春休みに行ったエクスターンシップが終わりましたので、今月はエクスターンについて(守秘義務に抵触しない限度で)書いていきます。
(目次)
1 エクスターンの流れ
2 実際にやったこと
3 感想
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1 エクスターンの流れ
弊ローのエクスターンは、二年生の春休みに行うエクスターンシップ1と三年生の夏休みに行うエクスターンシップ2の二つで構成されています。履修すれば単位が出ます(2単位)が、エクスターン1で単位を取得した場合、エクスターン2を履修しても単位は出ません。
なお、
エクスターン1が法律事務所内における研修
エクスターン2が企業や官公庁における研修 となっています。以下、エクスターン1を念頭にして書きます。
エクスターン1ですが、去年の11月中旬に参加要項が発表されました。事前に行きたい法律事務所(ローが事前にリストアップ)の候補を3つまで選択して願書を提出することになります。
大規模事務所(大江橋法律事務所や北浜法律事務所とか)は他の学生で競合するのですが、その場合は成績順で受け入れ先が決定するそうです。私は春夏学期で大きくコケたので、大規模事務所はハナから諦めていました。
Xターンシップ春夏学期の成績順で決まるってマ?
— 𝓾𝓷𝓴𝓷𝓸𝔀𝓷❸❾ (@unknown3913) 2019年11月15日
どうしようもねンだわ pic.twitter.com/f4Bc5pFuSq
私は、自分が興味を持っている分野(税務争訟・医療過誤訴訟)を取り扱っていらっしゃる弁護士の方が所属している法律事務所を三つ選んで提出しました。三つの内のどこかに受け入れが決まったので良かったです。
どこのローでもそうですが、大規模事務所にエクスターンで行きたい場合は、前期頑張ってgpaを可能な限り上げることを強くお勧めします。弊ローでは10~11月に面談がありそこで席次を開示されますが、上位10人に入っておけば固いのではないでしょうか。
私の席次?いえ、知らない子ですね・・・
受け入れ先が決定した場合は、
ガイダンスに出席して諸々の書類(エクスターンの手引き、実習用定期申請書、報告書、事務所に提出する自己紹介シート等)を受け取る
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担当の弁護士の方と交渉して研修日を決定する
↓
(定期を使用する場合、定期を申請する)
↓
研修開始(基本的には10日間)
↓
研修後、報告書(反省や後輩・事務所・大学への要望を書いたもの)を提出
このような流れで進んでいきます。
2 実際にやったこと
守秘義務に抵触するともれなく教務に消される(物理)ので詳しくは書けませんが、一番多かったのは法律相談への同席でした。単に依頼者の方と先生との相談を見学するだけではなく、依頼者の方に直接質問する機会を設けて頂くこともありました。
また、継続中の訴訟に証拠として提出する書証を他の学生と協力して作成する研修もありました。深夜まで残って作成及び校正を行う日もありましたが、完成した資料(ちゃんと甲〇号証、と印が押されている)を見て感慨深くなりました。
今回の研修では、事務所内で作業をするよりも、外に出かけて先生の業務を見学し、また補助を行うことが多かったと思います。事務所によって研修内容が異なるので一概には言えませんが・・・
因みに昼食(夕食)ですが、ご馳走になる時とならなかった時がありました(後者は実習時間が午後からだったため)。パンやおにぎりを鞄に入れておくことが無難です。
3 感想
コロナウイルスの流行とちょうど研修期間が被ってどうなるかと思われましたが、無事に終えることができました。
研修中は、担当の先生に法律知識など質問や課題を出されましたが、家族法の知識を問われることが意外と多かったです。「論文に出ないから~」と他の分野に比べて家族法は軽視していましたが、反省してこれからしっかりと勉強します。
今後の勉強のモチベーションが高まったと共に、今回のエクスターンで自分の進路が明確に定まりました。参加して本当に良かったと思います。
よっぽど前期でひどい成績を取らなければ通ると思うので、是非エクスターンに参加しましょう。
研修が終わったらお礼状を忘れずに出すことも重要です(私は昨日の深夜に作成して郵送しました。これでも遅いですね・・・)。
エクスターンの記事は以上です。
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(おまけ)
先週、友人と登山してきました。今回登った山は六甲山最高峰です。
コースは
阪急芦屋川駅~高座の滝~風吹岩~雨ヶ峠~一軒茶屋~最高峰~有馬温泉街 です。
夏休みもまた何処かに登る予定です。