神戸大学法科大学院受験記 その1
こんにちは。今日から数回に分けて今年の法科大学院入試について書きたいと思います。
まずは今年落とされた神戸大学です。
とりあえず、
・試験前日まで
・試験前日
・試験当日
・試験後
・合格発表と追加合格
・反省 の6つの章立てで書いていきます(今日は試験当日の途中まで)
1 試験当日まで
7月の予備論文後、本格的にローの入試に向けて勉強を始めましたが、
(流石にローの勉強だけだと11月までモチベが上がらないな・・・(私立の受験は経済的に無理))
↓
(宅建の勉強と同時並行でやるか。)という謎の発想に至り、夏休み中はほぼ宅建の勉強をしていました。ロー入試を舐め切ってますね。
※宅建についてはロー受験期の後に書きます
10月になり、授業が始まると
ゼミの予習(3つ)+宅建+バイト+ロー入試対策の自転車操業をせざるを得なくなくなり、7科目を回すことがきつくなってました。一応、2日に1回のペースで2科目分答案を書いていたのですが・・
今思うと、特に会社法が手薄になっていた気がします。試験当日、会社法で痛い目に合うのですが。
ゼミの指導教員からは、「余程のことがない限り、神戸は大丈夫だよ。(意訳)」と言われていたので、(まあーなんとかなるやろー)と勝手に思ってました。
なお、なんとかならなかった模様。
2 試験当日
試験前日に神戸に入り、下見を行いました。ホテルが三宮だったので、
ホテル→阪急神戸三宮→阪急六甲→神戸市バス神大正門前
の順で大学まで行きました。片道約37分です。
試験場である第二学舎の前に、当日の席順・受験者心得が掲載されたホワイトボード(?)がありました。自分の席を確認した後、特にやることもなかったので食堂で昼食を取りました。ここのカツ丼は大変美味しかったです。
あと、神大の書店の司法試験コーナーが結構充実していたのを覚えています。うちの大学のコーナーがショボいだけかもしれませんが。
ホテルへ戻った後は、youtubeを見つつ工藤論証集などを確認していました。
今回泊まったホテルは、神戸クアハウスです。
良いところ
・朝食が食べ放題(カレーと卵かけご飯)
・温泉あり
・湧き水を自由に汲める
・値段もそこそこ安い
悪いところ
・カプセルがやや狭い
・ロッカーとカプセルが離れている
・駅から離れており、周辺に飲食店もない
・外出の際の手続がややめんどくさい
3 試験当日
7:20頃にホテルを出て、前日確認したルートで大学へ行きました。道中のバスは牛ぎゅう詰めでした。
試験場へ行くと、ほかの受験生が結構おり、同じ大学同士で集まって話をしている人もいました。
入室可能時刻までは音楽を聴きながら工藤論証をパラパラめくっていました。
今年度から、
民法・会社法/憲法・刑法/民訴法・刑訴法・行政法という変則的な日程になりました。民法と会社法を一緒に解くという経験があまりなかったので、時間配分に苦労しました。
神大の解答用紙は、予備論文と同じようなやつでした。上質紙で、解答用紙が色分けしてあります。色までは忘れましたが。自分は万年筆を使っているので、ペン先が滑るように動く感じでした。
神大の問題はまだ公表されていないので、問題についてはアバウトに書きます。
民法:大問2つ。各50点。第1問が小問2つで、それぞれ不動産の二重売買の事例に おいて当事者・第三者間の法律関係を述べさせるもの。
第2問が、私立学校の生徒が同級生をいじめ、その結果同級生が自殺した事例においていじめた生徒・その両親・学級担任・経営者の不法行為責任を述べさせるもの。
会社法:大問1つ。50点。小問なし。ある会社が別の会社を設立し、設立する会社のために他の会社から事業を譲り受けたときに、事業を譲渡した会社が、設立された会社に対して事業に係る設備の返還請求をするときの法的根拠を述べさせるもの。
民法の第1問は難なく書き終わりましたが(30分強)、第2問でどこまで書けばいいのか分からず、かなり時間を費やしました(民法を解き終わった時点であと35分)。
で、会社法ですが、完全にやらかしました。事業譲渡・変態設立事項が問題になることは何となく分かりましたが、
・残りが35分しかないことによる焦り
・問題文をざっと見た感じ、どの会社が何をしたのかが掴みづらい
・事業譲渡の意義(判例)がすぐに出てこない→しかも間違える
等の要因で、答案がかなりぐちゃっとしたものになりました。
完全に勉強不足です本当にありがとうございました
最初の科目でいきなりずっこけた自分がその後どうなったかは次回。